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【体験レポート】「ドラえもん 宝島アドベンチャー」でわかった可視光通信でARが身近になる未来

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2018

テレビ朝日が開催する「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」内のARイベント「ドラえもん 宝島アドベンチャー ~ザクザク!AR宝探し~」。

当イベントでは可視光通信の技術を活用するなど、これまでとは異なった手法でのARを体験できるイベントとなっています。

VRtech編集部では一足先にこちらのイベントを体験。
可視光通信という技術がどう生かされているのか、今後VRやAR、また私たちの生活にどのように展開されているのか、などもご紹介しながら、レポートしていきます。

「ドラえもん 宝島アドベンチャー ~ザクザク!AR宝探し~」体験してみた!

2018年3月公開予定のドラえもんの新作映画「ドラえもん のび太の宝島」をモチーフになっている今回のイベント。

地下に眠るお宝を海賊が来るまでの4分間で見つけ出すというのがミッション。

デバイスはiPadを使用

会場に入る前にまず体験者一人ひとりにipadが渡されます。

画面はあらかじめロックされており、他の操作はできないようになっています。
アナウンスの操作によってロックが解除されます。

オブジェにかざすと、そこから発信されている光のデータを読み込みARを出現させる仕組みです。

どのように映し出されるかは、実際やってのお楽しみ!

いよいよ体験!

今回のイベントのミッションは、海の底にある宝物を海賊が来る前に、すべて探し出すこと。

そのため深海をイメージした神秘的な会場となっています。

お姉さんの指示に従って、みんな一斉に宝探しスタート!
当サイト編集部員も必死で探します。

宝物を7つ見つけるとオリジナル記念グッズゲット!

イベント内で7つの宝物を見つけると、オリジナル記念グッズのコインをゲットできます

すぐ見つけられるかと思ったのですが、ドラえもんの道具などハズレも多く、大人でも探しがいがあります。
4分間しかないので、宝物を探すのはけっこう難しいですね。

VRtech編集部二人で体験したのですが、4つしか見つけられず、もらえませんでした……。

技術担当者に可視光通信について詳しく聞いてみた

今回の「ドラえもんAR」では、富士通の「FlowSign Light」という特許技術が活用されています。
富士通とテレビ朝日の技術担当の方々に取材を行い、可視光通信がどのような仕組みで応用されているのかなど詳しく伺うことができました。

その内容を簡単にご紹介します。

富士通の特許技術「FlowSign Light」とは

今回活用されている富士通の「FlowSign Light」。
可視光通信技術を応用し、デバイスを対象物にかざすだけで情報を読み込むことができる特許技術です。

簡単に言えばQRコードやARマーカーの読み込みを光によって行うというイメージですね。
出典:可視光通信を利用したコンテンツ配信サービス|富士通

可視光通信は演出を活かすことができる


可視光通信は目に見えるLEDの光による無線通信技術。

QRコードだと無機質なコードを読み込むなど、現実感を阻害されることも。

しかし可視光通信では照明の色や光の強さなどの調節をある程度自由に行うことができ、イベントやアトラクションの演出を壊さずにARを映し出せるのです。

既存の技術を応用できる

可視光通信ではテレビやステレオに収められているコンソールの技術を応用することで、簡単に設定ができるとのこと。

高い映像技術を持ったテレビ局とは相性の良い技術と言えるでしょう。

すでに技術的にはテレビのLED光線によってARを出現させることもできるのですが、テレビ朝日の担当者によると放送上のコンプライアンスなどの壁もあり実現には至っていません。
今後、この技術が確立されれば一気にARが日常的なものになる可能性もあるでしょう。

実験から実践へ

テレビ朝日の技術担当者によると、「さらに技術を確立し映像でも実現したい」。
さらに「今後はエリアを広げてテレビ朝日の敷地内全体での実施も視野に入れている」とのこと。

今回はいち会場での実施となりましたが、可視光通信では照明器具にネットワークが繋がっていなければならないといった制約もないため、データ通信のインフラとしての応用も期待されています。

ARの技術革新は可視光通信がキーになる?

2015年頃からVRの技術が飛躍的に進歩し、様々なプロダクトが世の中に発表されはじめました。
しかしそれらはどちらかというと魅力的なのは企業向けやゲームなど、私たちの普段の生活において必需品となるものではありません。

一方ARは生活における様々な面での応用が期待されています。
可視光通信を確立させることで、AR技術を躍進させることができると、強く感じました。

そのためにはまずこれらの技術を一般に周知させること。
今回のドラえもんARのようなエンターテイメントでの活用を行なっていくことが重要です。

今後こうしたイベントが増えていくはず。
さらなるARの発展に今後も目が離せません。

今回の「ドラえもん 宝島アドベンチャー ~ザクザク!AR宝探し~」最新技術を駆使した未来的なイベント。
あなたもぜひARと可視光通信の技術を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

イベント詳細

名称:ドラえもん 宝島アドベンチャー ~ザクザク!AR宝探し~
開催場所:テレビ朝日本社2階 特設会場
開催期間:7月15日(土)〜8月27日(日)
公式HP:http://www.tv-asahi.co.jp/summerstation/summerpass/takarajima/

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